風呂上がりの大学生

一介の大学生が、後で自分の思考を辿れるように書き残した日記です。

【1日目】こんにちは「人生」

金曜日です。今週の目標は「行動」です。

毎週の目標はこれから毎月曜日に宣言させていただきます。

このブログでは、とある大学に通うとある学生が、風呂場で精錬された一日の思考のダイジェストをお届けします。精錬?ええ、精錬です。

 

そして今日のテーマは「人生」です。ワオ壮大。

 

ジョジョの奇妙な冒険PART6ストーンオーシャン』(荒木飛呂彦, 1999-2003)にて、「生きるという事はきっと『思い出』を作ることなのだ…』というF・Fの独白があります。F・Fは思い出を「人生のエネルギー」に変える力こそ知性なのだと悟ります。

実際に、人間の知性や理性とは何かという議論は古くから盛んに行われたことで、その結論として「思い出」が出てくるのは目新しい、いや言ってしまえば私には違和感がありました。

ただそれでも、F・Fの「生きるという事はきっと『思い出』を作ることなのだ...」というセリフだけは一度聞くだけで忘れられない、『スゴ味』があるッ!

 

確かに、文化祭準備がクソキツかった時に冗談半分で残した遺書的ボイスレコードや、誕生日会でなんとなく撮影した広角の動画などといったさり気ない日々の記録は、昔の自分と今の自分に確かな繋がりを確認させてくれます。

 

ところで、人間そんなもんなのか自分がそういう性質なのか、私はすぐ自分に有利に働く情報(成功体験や幸せ)を脳の隅に追いやってしまう傾向がある気がします。

多分2ヶ月ぐらいに1回は必死に努力したり、何かに挑戦したり出来てはいると思います。最近だと筋トレを始めました。すごいことですよ。ていうか元々ジョジョなんかも読むタイプじゃありません。幸せな瞬間も多分それぐらいの周期で来てます。「今幸せだな」と思う瞬間さえあります。友達と自炊したり、学業なら合格や評価という形で報われたり。

でも、その達成感や幸福感は全然長く続かないんですよね。すぐ退屈になってしまうというか、リセットされてしまうというか。受験勉強も、多分それなりには頑張りましたし、結果も多分それなりには出ましたが、数週間も経てば何だったかなという感じです。

実際に、努力や目標、志が足りてないのかもしれません。元々備え付けてあった能力や環境を切り崩して約20年間やり過ごしているだけ(前世でどんな徳を積んだんでしょうね)だから、何も思わない、自信を持てないのかもしれない。実際に魂としては全然成長していないのかもしれない。当然0歳から今に至るまで、常に成長はし続けてます。ただそれが、本当にしっかりと過去の一日一日の自分の成長に下支えされたものなのか?実際に大好きな女の子とラブラブだった時期もあるし、第一志望の学校に入学した記録は確かに僕の名義で残っている。でもそれって本当に今の僕が昔にやったことなのかな?たまにそう思います。

 

でもやはり、昔の自分の息遣いを感じる諸々のメディア(なんでも良いんですけどね、インスタのアーカイブでも教科書の書き込みでも)を見ていると、たまに「ああ、ちゃんと生きてたんだな」という感慨に浸ることがあります。確かに僕はあのとき、あそこで踏ん張った、判断をした、苦しんだ...努力していたんだという痕跡を切に感じられるのです。それは少し幸せというか、救われる感じがするかもしれません。

F・Fの言う思い出→エネルギー論は、「『思い出』が細胞に勇気を与えてくれる」というセリフやその前後に取り上げられている徐倫たちとの関係から、「思い出が思い出の中にいる人を救う原動力になる」という比較的簡単、一般的な理念が読み取れますが、私がここで語った思い出→エネルギー論はやや勝手で奇怪な気がします。が、いずれにせよ「生きるという事はきっと『思い出』を作ることなのだ...」という考えには解釈がおそらく違えど胸を打たれるものがありました。

 

だから、今のところ、昔の写真や文章はかなり大事にしてます。ただ日記をつける習慣も自撮りをする習慣もあんまりないので、適当に文章を書き込んでみようとこのブログを始めました。SNSやネットに何かを書き込むのは基本的に嫌いで、ネットでは基本的に沈黙が正解だと考えていたくらいですが、何となく最近は発信意欲が高いので、書いてみました。iOSに追加されたジャーナルとかいう奴に書き込んでも良いんですけど、なんかスマホに日記書くのはキモいですね。誰かに覗かれたり、情報が抜かれたりとかはまあ無いんでしょうけど、あんまりプライベートな感情を端末に書き込みたくはないですね。ここは公衆の面前であるのが前提なので、そもそもあんまり変なことは書かなくて済みますし、誰かに見られるかもってやっぱりワクワクしますね、多分。

多分、今までの僕ならネットに文章を掲載するのは危険だッ!と物怖じして終わっていたはずですが、なにせ今週の目標が「行動」なので仕方ないですね。

 

(一応「人生」がテーマなので、ハーバードを卒業したJohn Fishさんの人生における満足度を保つ「フロー状態」についても触れたかったのですが、まあいいや)

 

結構時間をかけて書いてしまいました。

ここまで読んでくださった方がいるなら最高ですね。でも、もう少し一文を短くするように努力しますね。またです・ます調かだ・である調か等、文調はあえて整えず思った通りに書いていきます。

 

人間讃歌は『勇気』の讃歌ッ!!

ありがとうございました。